ソチ五輪ではオランダに12秒もの大差がついた女子パシュート。個人の力でオランダに劣る日本チームですが、平昌五輪で金メダル最有力候補は日本です。
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自己ベストはオランダに劣る |
パシュートでは体力の消耗を抑えるために次の3つがポイントになります。
- 一糸乱れぬ隊列
- スムーズに行う先頭交代
- 先頭交代の回数
選手感の距離を縮めて隊列をコンパクトにすることで空気抵抗を減らすので、息の合った滑りが必要になります。
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先頭には秒速13mの抵抗がある |
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30cm縮めると空気抵抗が10%ダウンする |
また、日本はコーナーを遠回りすることで速度を落とさずに先頭交代をします。
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日本は少し遠回りをして先頭交代する |
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コーナーの半分で先頭交代できる(4.2秒) |
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減速せずに先頭交代するので体力を温存できる |
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オランダはコーナー使い先頭交代をする(7.7秒) |
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減速後、加速をする必要があるため体力を消耗する |
日本の先頭交代の時間が半分になるということは、空気抵抗を受ける時間が半分になるということなので、それだけ体力の消耗を抑えることができます。
一方で他の国は、先頭が速度を落とした後、隊列後尾へ付くためにまた加速し体力を消耗します。
日本は先頭を走っていた選手が、遠回りしたとしても、秒速13mを維持したまま隊列後方へ戻ることの方が体力を温存できるため、全体としてゴールタイムの縮小につながるわけです。体力消耗をできるだけ抑えた走行をしているため、他国に比べ後半に強く、最後までスタミナが持つようになります。
そして今シーズンから先頭交代の回数は3回に減らしました。
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昨シーズンは4回だった交代回数を今シーズンは3回に減らした |
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今シーズンはじめは高木美帆は3周を任されていた | |
エース高木美帆に6周のうち3周を任せることでタイムを縮めることに成功。
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高木美帆が半分以上もチームを引っ張る |
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姉菜々は1.5周、佐藤・菊池は1周を任されている |
さらに押切と菊池が怪我のため、新たに選出された若手の佐藤をカバーするために、余裕がある高木美帆は3.5周まで任されることになります。
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2分50秒87という世界記録(佐藤・高木姉妹) |
その結果、2017年12月には上旬に出した世界記録を3秒以上も縮めるという好記録を出しました。
VRでも迫力のある映像なので是非ご覧になってください。
[日程]
予選:2月19日 20:00〜
決勝:2月21日 20:00〜
※画像はNHKスペシャル・アスリートの魂より
[追記]
金メダルおめでとうございます!
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