国立長寿医療研究センターなどは、老化した細胞を取り除き、肺を若返らせることにマウスの実験で成功した。老化細胞が肺の組織にどう影響するかは不明だった。老化細胞だけを薬剤などで殺す方法を開発できれば、年に1万6000人が亡くなる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療につながるとみている。▼老化した細胞の除去で寿命が延長、マウス実験で確認(AFPBB)
丸山光生部長らは、マウスの遺伝子を操作し、肺の細胞が老化したときにだけ毒素を取り込んで除去できるようにした。生後12カ月のマウスに毒素を投与したところ、老化細胞が取り除かれ、肺の弾力性が回復した。
「老化細胞を除去するための治療を施したマウスは、寿命が25~35%延長した」老化細胞の除去することで寿命が伸びるんですね。ちょっと意外でした。
「治療開始から6か月後、月齢18か月の時点で、治療を施したマウスは、探索行動がより多くみられ、活動的で、腎機能や心機能にも向上が認められた」
論文→Elimination of p19ARF-expressing cells enhances pulmonary function in mice(JCI Insight)
0 件のコメント:
コメントを投稿