2015年10月21日

Blendle(ブレンドル):返品もできる記事バラ売りメディア

Blendle
記事の返品受け付けます -- 進撃の新興メディア(朝日GLOBE)2015年8月2日
利用者はアプリをダウンロードし、提携している新聞や雑誌の読みたい記事だけを買う。1本の値段はメディアによって違うが、平均約25円。売り上げは、メディアに7割、ブレンドルに3割で分配される。

もう一つの特徴である記事の「返品」も成功につながった。

記事がネット配信されるいま、「見出し勝負」の記事が大量に出回る。そこで、読者が購入した記事に不満を感じたら、理由を記せば返金するというやり方に踏み切った。

メディアからすれば戦々恐々とする契約だが、実際の返品率は「全体の5%程度」という。「質の高い新聞や雑誌の記事の返品率は非常に低いが、低俗なゴシップなどの返品率は高い。返品率を知ることで、ジャーナリズムの質を上げてほしい」という。
Blendleはドイツメディアと提携し、記事ごとに購入できるジャーナリズムのためのマーケットプレイスを拡張(TechCrunch Japan)2015年6月10日
Blendleは2014年4月にオランダでサービスをローンチし、昨年の10月の時点では13万人だった登録ユーザー数は、現在30万人以上にまで急伸している。発行元に関しては、これまで14の出版社が発行する、18の日刊紙と15の週刊誌と契約を結んだ。現在はオランダとドイツの2カ国でサービスを展開しているが、次はアメリカの英語メディアをターゲットとしている。

Blendleのマーケットプレイスは、ユーザーが個別記事ごとに支払うマイクロペイメント方式だ。記事辺りの価格はそれぞれの出版社が決定している。ユーザーは自分のアカウントに金額を選んで(10ユーロや20ユーロといった具合に)入金し、後はその分好きなように記事を購入することができる。またこのサイトは、平均20ユーロセントの価格に記事が相当しないと感じた場合は、返金にも応じている。
価格相当の価値がない記事なら返品もできるという。これは面白い仕組みですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿